陣内先生のハンガリー音楽
陣内直先生と札混との共演は、2003年第11回定期演奏会に始まりました。そのレパートリーはイタリアやフランドルのルネサンス音楽、モンテヴェルディ、シャルパンティエやバッハなどバロック音楽。モーツァルト。ドビュッシーやフォーレ、プーランクなど近代フランス音楽。他にもメンデルスゾーン、ブリテン、ヒンデミット、ディストラー、石黒晶etc…、古今東西、余りにも幅広いものでした。しかし、先生が札混でずっと選んでいないジャンルがありました。それが「ハンガリーの音楽」です。ハンガリーは若き陣内先生が合唱音楽の習得に身を捧げていた地であり、その後どんなジャンルの音楽に取り組む際も当地のメソッドが指導の所々に顔を見せていたにも関わらず。(*なぜ選ばないのですか?と誰かが聞いたことがあった気がしますが、”それしか出来ないと思われたくない”みたいな答えだったと思います) その、陣内先生がずっと温めてこられたハンガリーの音楽を札混と、ご一緒できる日が遂にやってきました>2016年の第22回演奏会で「コダーイ混声合唱曲集」として3曲、演奏しました。その後、2022年の第25回演奏会でも「コダーイによる合唱曲〜民族の祈り 希望 そして喜び〜」と題して取り組みました。 ここでは、そのきっかけとなった2016年度全日本合唱コンクール課題曲G2、Szép Könyörgés(切なる願い)の演奏をお届けします(北海道合唱コンクール@旭川)。 そして今回、第27回演奏会でも3度目となるハンガリーの音楽に取り組んでいます。今回はコダーイではなく、ラヨシュ・バルドシュとジョルジ・デアク=バルドシュの作品をお届けします(*この2人の作曲家は兄弟です)。ラヨシュは「Libera me」:レクイエムの終曲として置かれることの多い「我を赦したまえ」。ジョルジ・デアク=バルドシュは「Eli,Eli」というキリスト教の象徴的な一場面の曲を。さらに、ノルウェー出身の作曲家イェイロによる「Unicornis captivatur(ユニコーンは捕らえられ)」、こちらも聖書からの寓話的な内容で、ユニコーンだけでなくライオン、ペリカン、ワニetc…という動物が沢山出てくる絵巻物のような長編です。さらに深くハンガリーの音楽を掘り下げ、また新しい方向にも挑戦する第4ステージ「20世紀ヨーロッパの宗教曲」ステージにご期待ください! 先...