さっこんクラシック#3
こんにちは。先日公開した木下牧子作曲「ELEGIA」。本日は続きの3〜5曲目です。 これらの詩を書いたのは、詩人であり写真家、デザイナーでもある北園克衛(1902-1978)。作曲家も彼の詩世界を"リリシズム溢れる、美しいガラス細工のような世界"と表現しています。 例えば、とある詩で一般的には = 純粋の エスプリの 結晶の 石竹いろの = と表記しそうな所を、実際の詩集では == 純粋 のエスプリ の結晶 の石竹いろの == となっています。こうした表現は、前後の意味というより【の】という文字の視覚的効果を狙った、と言われています。確かに何かのマークに見えなくもない、かも。 図書館に行って彼の詩集のいくつかを見ると、詩だけでなく写真もコラージュも、またそれらをミックスしたようなページもあり、何人かの共同作業に見えるその全てが「作・北園克衛」でした。何という多才… *この↓本屋さんのページから、詩集の一部を見られます 北園克衛 詩集 記号説 1924-1941 単調な空間 1949-1978 木下牧子さんは"リリシズムとシュールな感覚がいいバランス"の、好みの詩を選んで作曲したといい"作曲するのがとても楽しかった"と楽譜の前書きに書いています。 ぜひ!若い感覚の合唱団に挑戦して頂きたい曲です。 ア・カペラ混声合唱のための「ELEGIA」(木下牧子作曲、北園克衛作詩)から 3. 春のガラス 4. 秋のスピイド 5. ソルシコス的夜 ではまた。次回をお楽しみに。 ( K5 )